パンの保存は冷凍庫が正解!美味しいまま食べきろう♪

悩み・疑問
みみ
みみ

余ったパンを冷蔵庫に入れたら、固くなって美味くなくなっちゃった。

パンは冷蔵庫に入れてはいけないのです!

つい作りすぎたり、作り置き用のパンを作る事ありますよね。

いざ食べたら、

固くなって美味しくなくなった

というショックな経験はありませんか?

この記事では、柔らかいまま手作りパンを保存できる最善策が分かります。

パンが固くなる原因も知ることでパンの保存への意識が変わること間違いなし。

自宅で簡単にできますよ♪

それでは、早速結論から。

【4ステップ】冷凍庫で手作りパンを美味しいまま保存しましょう

パンが固くなるのを防ぐ方法は、

小麦に含まれるでんぷんが固くなる前に冷凍することが自宅でできる最善策です。

“でんぷん”といえば、みなさんご存知の通り“お米”にも含まれます。

炊いたお米は柔らかいけど、冷蔵庫に入れると固くなりますよね。

すぐに食べないパンは、冷蔵庫ではなく冷凍で保存しましょう。

ひと手間が大切ですよ♪

美味しさキープの4ステップ
  • ステップ1
    小分けしてラップで包もう
  • ステップ2
    保存袋に入れよう
  • ステップ3
    なるべく早く凍結させよう
  • ステップ4
    冷凍庫の奥に入れよう
めめ
めめ

食パンを例に冷凍保存の4ステップをみていきましょう。

まずは、網の上で粗熱を取ってから。

ステップ1:小分けしてラップで包もう

ラップをパンに密着させ、空気に触れさせないことで乾燥を防ぎ、味が落ちるのを最小限に抑える事ができます。

ステップ2:保存袋に入れよう

さらに保存袋に入れることで密閉され、乾燥・酸化をより防ぐことができます。

他の食材からの匂い移りを防ぐ効果も。

ステップ3:なるべく早く凍結させよう

パンの水分が抜ける前に、すばやく凍結させることが大切。

金属トレイやバットを使って急速冷凍しましょう。

解凍時間短くなり、リベイクしやすい利点もあります。

ちなみに、金属トレーは100円ショップで購入しました♪

ステップ4:冷凍庫の奥に入れよう

冷凍庫の開け閉めによる温度変化をできるだけ避けるため、できるだけ奥に保存しましょう。

Q
いつまでに食べきるのが理想ですか?
A

2週間以内に食べきるのがおすすめ。

冷凍しても完全に劣化を止めることは出来ないので、冷凍焼けする前に食べましょう。

パンの冷凍焼けとは?:パンに含まれる水分が氷になり、その隙間に冷凍庫内の乾燥した空気が入ることによってパンが固くなったり、酸化して味も悪くなること。

でも、いつ冷凍庫に入れたらいいのかよくわかりませんよね。

パンを冷凍する前に知ってほしいこと

パンが美味しいうちに冷凍するのがベスト。

冷凍する前にいくつか知ってほしいことがあります。

冷凍に向かないパン

どんなパンでも冷凍できたらいいのですが、冷凍に向かないパンもあるので注意しましょう。

生地だけならほぼすべてのパンが冷凍できるので、具材として包まれていたり乗っている食材に注意しましょう。

・生クリーム、マヨネーズをそのまま食べるパン

・レタス、トマト等 生野菜を使用しているサンドイッチ

・生ハム、スモークサーモン等 生の食材を使用しているパン

・じゃがいもがまるごと入っているパン(マッシュすれば大丈夫)

・ゆで卵が入っているパン(黄身だけなら大丈夫)

手作りパンは翌日までに食べきれないなら冷凍庫へ入れるのが確実

市販のパンと違い、消費期限の記載がないのでいつまでに食べたらいいか曖昧ですよね。

市販のパンの消費期限は早い

中には1ヶ月以上保存可能なパンもありますが、基本的に劣化するスピードが早いパン。

市販のパンには“消費期限”が定められています。

消費期限とは、安全に食べられる期限のことです。

農林水産省 子どもの食育“消費期限と賞味期限”https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/abc2.htmlより抜粋

例えば、山崎製パン株式会社によると、

食パンの消費期限は30℃を想定した夏場で、5日間(製造日を含む)となっています。

長期保存できるイメージのある食パンで5日間。

手作りパンを安全に食べるためにも、保存料の入っていない家庭で作られるパンの場合はより早く消費したいですね。

では、何を参考にしましょう?

パン屋さんの期限を参考にしましょう

パン屋さんで作られるパンは、その日のうちに売り切り翌日までの40時間以内に消費されることを想定して作られているそう。

衛生管理を徹底して売られているパンの消費期限が翌日。

自宅で作ったパンも翌日までには食べ切るのが安心ですね。

翌日までに食べるなら、とりあえず電子レンジの上にでも置いて置こうかな。

・・・なんてことは、ありません。

常温保存のコツ、あります。

参考:HACCPの考え方を取り入れたパン類の製造における食品衛生管理の手引書 https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000405124.pdf 2022.11.8参照

常温保存のコツ

気をつけないと固くなったり、いつの間にかカビることも。

また、パンに含まれる砂糖や油脂が少ないほど固くなりやすいので注意が必要です。

焼き立てのパンは冷めてから袋やケースに入れましょう

温かいパンを袋に入れると、湯気で湿気がこもりカビが生えやすくなります。

ケーキクーラーなどの網の上で冷ました後、袋やパン専用ケースに入れましょう。

かびに注意

夏場や梅雨時期は特に注意。

カビや雑菌が繁殖しやすいのは、室温20〜30度、湿度80%以上です。

気温の上昇、湿気がこもらないよう

・風通しのよいところ

・直射日光が当たらないところ

で保存しましょう。

 

カビなさそうだし冷蔵庫にポンと入れてしまいそうですが・・・

冷蔵庫での保存は基本的にNG

冷蔵庫内は温度も低いし乾燥しているのでカビ対策になりますよね。 

夏場、梅雨時期、傷みやすい食材が入っているものは食べる直前まで冷蔵庫に保管OKです。

しかし、それ以外のパンは冷蔵庫での保存がNGなんです。

理由は2つあります。

冷蔵庫内の温度が“でんぷんの老化”につながる

冷蔵庫内の温度は、通常0〜10℃。

パンの主材料である小麦粉に含まれる“でんぷんの老化”が進む温度帯は、0〜4℃と重なっています。

でんぷんの老化とは?

パンの主材料である小麦にはでんぷんが約70%含まれています。

でんぷんは、水と一緒に加熱されることででんぷん同士の間に水が入り柔らかくなります。

そのでんぷんの柔らかさ=パンの柔らかさ です。

しかし、でんぷん同士のすき間に入っていた水が蒸発すると、せっかく柔らかくなっていたでんぷんが元の固い状態に戻ります。

この固くなることが“でんぷんの老化”です。

炊いたお米が冷たくなると固くなるのも、“でんぷんの老化”が原因です。

つまり、“でんぷんの老化”を予防することが大切です。

冷蔵庫に入れることで自らパンを固くしていた・・・なんてことはショックですよね。

脱臭作用

パンには脱臭作用があるので、冷蔵庫内の他の食材の匂いが移りやすいんです。

袋に入れていても、完全に防ぐのは難しいので冷蔵庫に入れたパンはできるだけ早く食べましょう。

 

まとめ

“でんぷんの老化”を最小限にし、かび対策の両方叶えられるのが冷凍保存なんです。

手作りパンが残ってしまったら、下記の3つのポイントで美味しく食べきりましょう。

・翌日までに食べきれないパン→冷凍庫へ

・翌日までに食べるパン→常温で

・冷たいまま食べるパンや、傷みが気になるパン→食べる直前まで冷蔵庫へ

最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

せっかく作ったパンを美味しく食べきりましょうね♪

 

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