レシピよりもたくさんパンを焼きたいな。
持っている型がレシピよりも小さいから少ない粉量で焼きたいな。
という事はありませんか?
レシピと異なる量でパンを作りたい時には、“ベーカーズパーセント”の計算方法を知っておくと便利です。
この記事では、ベーカーズパーセントについて詳しく紹介していきます。
・ベーカーズパーセントとは?
・ベーカーズパーセントの計算方法
・ベーカーズパーセントを知っていると分かること
“パーセント”と聞くと難しそうですよね。
でも、大丈夫です。
掛け算、割り算だけしか出てきません。
あとは電卓で計算すれば簡単です。
それでも、毎回計算するのは大変という時は、下記で紹介する計算アプリを参考にしてくださいね。
簡単に読めますので、是非一緒にベーカーズパーセントを覚えましょう。
![めめ](http://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/11/めめイラスト.png)
一度覚えたらどんなパンのレシピにも応用できるので覚える価値有りです! この記事では、食パン1斤分のレシピを元にベーカーズパーセントについて詳しく紹介します。
ベーカーズパーセントとは
これから、下図の食パンのレシピを例にベーカーズパーセントについて紹介していきます。
![](https://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/11/BP3.png)
ベーカーズパーセントとは、パンの各材料をgではなく%で表した数字です。
粉量(※1)を100%として、他の材料がどのくらいの割合で含まれているか
を一目で分かるように表したものです。
gに置き換えると、粉量100gの時のレシピになります。
パン屋さんのレシピは、ベーカーズパーセントで書かれています。
天気によって水分を微調整するとき、%のレシピなら「今日はいつもより1%水足して」と言えるので便利ですよね。
・粉量に含まれるもの:強力粉、準強力粉、薄力粉、全粒粉、ライ麦粉、米粉 など
・粉量に含まれないもの:スキムミルク、砂糖 など
・含むかどうか曖昧なもの:ココア、抹茶、粉チーズなど(10%以上配合するような場合、粉量に含む事があるようです。)
どんな時に使うと便利?
例えば下記のような時に、レシピの粉量を変えることが出来たら便利ですよね。
■レシピで使われている型よりも大きい(小さい)型しか持っていない
■型からはみ出る位ボリュームを出して焼きたい
■数を多く焼きたい(プレゼントしたい時、つくりおきして冷凍したい)
■中途半端な粉を使い切りたい
■食べ切れる量のパンを焼きたい
こんな時にベーカーズパーセントが大活躍です。
ただし、気をつけたいこともありますので次にご紹介します。
分量を変更した時に気をつけたいこと
生地の量を変えたら、その分発酵時間や焼き上がりの時間が変わります。
例えば、分量を倍にしたら発酵時間も倍にはなりません。
フィンガーチェックで発酵の進行状況を確認してくださいね。
焼き時間も粉の増減、使用しているオーブンに合わせて調節します。
それでは、実際に作りたい粉量を計算してみましょう。
ベーカーズパーセントの計算方法
![](https://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/11/-e1667903233465.png)
ベーカーズパーセントが記載されていない場合、
はじめに分量(g)からベーカーズパーセント(%)を求めましょう。
先程と同じ、食パン1斤のレシピを例に計算をします。
はじめにベーカーズパーセントを求めましょう
粉量を100%とし、他の材料を次の式で計算します。
【材料の分量(g)÷粉の総量(g)×100=ベーカーズパーセント(%)】
![](https://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/11/BP計算.png)
これで、各材料のベーカーズパーセントを求めることができました。
ここまで出来たら後は簡単♪
次に、作りたい粉量のレシピ配合を計算しましょう。
作りたい粉量から他の材料のg数を計算する
![](http://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/11/★パン1斤山食-800x800.webp)
![](http://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20220321_081446_107-e1667304195301.jpg)
![めめ](http://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_20221021_185103_560-e1666354844535.jpg)
レシピの1斤型ではなく、ミニパウンドケーキ型で小さく焼きたいなという場合の計算方法を紹介します。
【粉の分量(g)×ベーカーズパーセント(%)=材料の分量(g)】
![](https://yakigashi-sanpomichi.com/wp-content/uploads/2022/11/BP分量計算-300x227.png)
ミニパウンドケーキ型に合う粉量150gを基準に計算します。
左図のようにすべての材料をgで表すことが出来ました。
この分量で、元のレシピの配合のままパンを焼くことが出来ます。
小数点が細かい場合、0.5刻みで考えて大丈夫です。
上記の場合、“イースト1.8g→2g”“バター7.2g→7g”のように四捨五入しましょう。
ただし、“塩”はパン作りで重要な役割があるのでできるだけ0.1刻みで計算、計量しましょう。
0.1刻みで測れるスケールがあると便利です。
塩の重要性については、別の機会に紹介しますね。
ベーカーズパーセントを意識することで
パン作りの際、ベーカーズパーセントを意識することでこんな事が分かるようになります。
生地の味や食感が分かるようになる
数字を見ただけでパンの味や食感が想像できるなんて、信じられませんよね。
私も経験値をもっと貯めて、分かるようになりたいです。
私もまだまだなのでこれが分かるようにもっとたくさんパンを焼きたいです。
計算アプリの紹介
実際に私が使用していて便利なアプリを紹介します。
・ベーカーズパーセント
レシピの分量をそれぞれ入力した後に、焼きたい分量の粉量を入力すると粉量以外の分量が一気に表示されます。
レシピごとに保存できますので何度も利用しています。
まとめ
・ベーカーズパーセントとは、粉量を100%としての他の材料がどれぐらいの配合で含まれているかを表した数字。
・ベーカーズパーセントを使って、自由に作りたい量のパンの配合が分かる。
・ベーカーズパーセントを意識することで、数字を見ただけで生地の味や食感が分かるようになる
ベーカーズパーセントを使って、さらに楽しくパン作りをしましょう。
ここまで読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。
これからもパン作りを楽しみましょうね♪
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