こねないパンってどうやってつくるの?
こねないパンは、子育て中で忙しいあなたでもスキマ時間を活用しながら作れるので、おすすめですよ。
私が、3人の子育てをしながらほぼ毎日パンを作れるのは、こねないパンのおかげです。
ただし、通常(ストレート法)のパン作りよりも、計量から焼き上がりまでに時間はかかるので早く食べたい場合には向きません。
こねない分、ゆっくり冷蔵庫で発酵させることで小麦粉がしっかり吸水し、グルテン組織もこねずに作れます。
冷蔵庫に入れるまで、計量の時間と、2回のパンチ(生地の折りたたみ)をすればしばらくほったらかしにできるから、忙しいあなたにぴったり!
今回は、様々な種類のこねないパンを作ってきた私が、オリジナルで考えた作りやすいレシピを特別に公開します♪
こねないで作るミニ食パンのレシピ
- 強力粉 150g
- 水 120g
- スキムミルク 8g
- 砂糖 10g
- 塩 2.5g
- 米油 10g
我が家で朝ごはん用に作る、定番のミニ食パンレシピを紹介します。
様々なレシピ本でパンを作っていく中で、自分に合う作り方にどんどん変化していきました。
気分によってココアを入れたり、折込シートやあんこを織り込んでマーブル食パンにすることもあります。
液体の油を使用するので、混ぜるのも簡単♪
バターのリッチさがほしいときは、常温に戻したバターを代わりにいれても。
シンプルなレシピなので、アレンジ無限の大好きな定番レシピです。
こねないミニ食パンの作り方
我が家のミニ食パンの成形は、3分割して丸めるだけなので、パン作り初心者さんにおすすめ♪
さらに、こねない生地なので、パン生地やグルテンの形成過程をゆっくり観察してみたい場合にもおすすめですよ。
作り方は、私が何度も作って作りやすい方法を紹介しています。
レシピ本や、パン教室、プロの方の作り方とは異なると思いますがご了承ください。
- ①仕込み水120gを30℃前後に温める(夏は常温、冬はレンジ600w20秒)
- ②温めた水に砂糖10g、イースト1.5gを入れて混ぜる
イーストはダマになりやすいので、ミニ泡立て器などで混ぜると便利♪
- ③塩2.5g、スキムミルク8gを入れて混ざったあと、油10gを入れて軽く混ぜる
- ④強力粉を一度にすべて加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる
切り分けるように混ぜる
- ⑤20分〜30分休ませる
自然にグルテンができる
- ⑥周りから折りたたむように、生地を丸める
- ⑦もう一度20〜30分休ませ、生地を折りたたむ
- ⑧1.5倍ほどまで生地が大きくなったら冷蔵庫へ入れる
6時間〜24時間まで保存可能(その後は過発酵気味になり、匂いが酸っぱくなる印象)
- ⑨冷蔵庫から取り出したら30分〜1時間かけて復温
生地温度を20℃近くまで持っていく
- ⑩3分割し、20分ベンチタイム
⑨の時間を短くして、このベンチタイムで復温させるのもOK
- ⑪生地を丸め直して型に入れる
- ⑫二次発酵
1時間ほどが目安(夏場はもっと早いです。)
- ⑬オーブン190℃20分焼成
美味しく作るための4つのコツ
こねないパンはイーストの量が少ないため、ポイントを抑えないと発酵が上手く進まなかったり
焼き上がったパンが固くなってしまうことも。
そこで、私が何度も失敗した経験から、作り方のポイントを4つお伝えします。
仕込み水の温度に注意
イーストを上手に働かせるためには、仕込み水の温度が重要です。
仕込み水は、夏場は常温、冬は電子レンジで30℃前後まで温めてから使いましょう。
仕込み水の温度が冷たすぎても熱すぎても、イーストの働きが弱まりその後の発酵の進み具合や、焼き上がりに影響が出てしまいます。
イーストが最も活動的になる温度は、27〜36℃の間です。
この温度を目安にしてくださいね。
冷蔵庫で発酵が進んでくれるように一次発酵を途中まで行うこと
2回目のパンチ後、1.5倍ほどまで膨らんでいるのを目で確認してから冷蔵庫に入れましょう。
「パンチ後30分経ったら、冷蔵庫に入れましょう。」とレシピ本に記載があったとしても、1.5倍まで生地が膨らむまで待ちましょう。
その日の気温や仕込み水の温度によって、膨らむスピードに違いが出てくるので注意しましょう。
1.5倍まで膨らんでいない状態で冷蔵庫に入れると、一次発酵が上手く進まずふっくらしたパンが焼けません。
一方、冷蔵庫に入れる前に2倍以上まで膨らんでしまうと、過発酵になってしまうのでこちらもふっくらしたパンになりません。
美味しいパンが焼けるように、2回目のパンチ後は1.5倍まで膨らんだのを確認してから冷蔵庫に入れてくださいね。
冷蔵庫から生地を出したら復温をしっかりさせよう
冷蔵庫から出したばかりのパン生地は、とても冷たいです。
18〜20℃ほどまで復温させてから成形→二次発酵へ進むと、失敗が減りますよ♪
冷たいまま成形作業に入ると、イーストが活性されず膨らみの悪いパンになる可能性があるので注意しましょう。
二次発酵は見た目1.5倍になるまで待とう
冷蔵発酵の生地は二次発酵に時間がかかりますが、ふっくらしたパンを焼くために見た目1.5倍になるまで待ちましょう。
冷たいままや、二次発酵不足のまま焼くと膨らみの悪いパンが焼けてしまうのは通常のパン作りと同じです。
時間はかかりますが、焼くまであと少し待って美味しくパンを焼きましょうね。
まとめ
- こねないパン作りは、スキマ時間を活用したいあなたにおすすめの作り方
- ミニ食パンはまるめるだけの成形なので初心者におすすめ
- 仕込み水の温度、冷蔵庫に入れる前の温度、復温、二次発酵の生地の大きさのコツをつかんで美味しい食パンを作りましょう
- このシンプル生地を元に、あなたの好みに合わせてココア生地にしたり抹茶生地にしたり、あんこを巻き込んだりしてくださいね♪
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